第1部7章 ラビア
来ました砂漠の国ラビア。隠れファンが多い隠れ神回7章。いつもジェントル紳士なルークのドキドキむっつりえちえち回です(ちがう
物語中盤、砂漠の遺跡でヘンテコな呪いにかかってしまったルークをさらに上をいくヘンテコな方法でメディが払うというシーンがあるんですが、これが最高に面白い。めちゃくちゃ笑うんだけど謎に感動もする。ちょっと文章では説明し切れないなw
あとは終盤結構心を抉られるような出来事が次々起こって、そのたび姫は打ちひしがれそうになるんだけど、アヴィ、メディ、ルーク、ヒナタ、白葉、紫雨、カイリ、そしてナビのいろんな言葉や行動に助けられて強くなっていきます。その成長ぶりや絆の深まっていく様子も垣間見えたりする。ぐっとくる。
今まで姫がしょげた顔してたり元気がないと真っ先に気付いて頭ぽんぽんしてくれるのは必ずアヴィだったんですが、今回そのアヴィよりも先にカイリが姫の様子に気付いて声をかけるような場面があったりして、2人のいけめんが恋のライバルになってる感じが伺える。とてもいい。
ちなみにそんな2人がめちゃくちゃカッコよく共闘するシーンはかなり胸アツである。
ロコじいさん
砂漠の町ノウルに住む元気なおじい。マナというかわいい孫娘がいる。
かつて魔術を使う強大な文明が栄え緑豊かな大地だったというノウル、今は渇いた砂漠となってしまったこの地に木々を取り戻そうと、小さな苗木を大切に育てている。
多くの町人からは好かれているが、一部には「木を植えるなんてアホらしい」「育つわけがない」と疎ましがられている
アステメリ遺跡
ノウルが誇る古代の遺跡アステメリ王墓。これが造られた時代ノウルには月の位置や満ち欠けを利用した呪術を使える者が多かったらしく、遺跡内部には人々と月の関係が描かれている。
魔術を使う偉大な王の墓という説もあれば、神殿か祈りの祭壇ではないかという説もあるらしい。
せっかくノウルに来たなら観光に行って来てはどうかとロコじいさんに勧められる。
マリス
自称ノウルで遺跡の研究をしている観光案内人。なんだけど、この人カイリにナビの誘拐を依頼したマントの男ジャン←
気付いたときには時既に遅く、一行は遺跡の最深部に閉じ込められ、再びナビが連れ去られそうになるも、遺跡から聞こえた轟音に駆け付けたロコじいさんと町のみんなに助けられなんとか切り抜ける
本当の黒幕
どこに行ってもよく会うマグナ学派のカーサ。ラビアでもロコじいさんのことを良く思わないノウルの町人を取り込んで楽しく信者の会してました。
ロコの植えた苗木は希望の象徴でありユメクイを呼び寄せると主張するカーサ。木を伐る伐らないで大揉めしていると、突然おびただしい数のユメクイに襲われて、ロコ始め苗木に希望を見出していたノウルの町人たちはみんな眠ってしまいます。でもマグナ学擁護派は全員が無事だった。
するとその一部始終を見ていたマリスが「あのお方がカーサ様の味方をしてくださった」と高らかに笑って突然狂喜乱舞し始める。なになになに急に??? 怖いんだけど。カーサも若干引いてるじゃん←
そう言えば、カイリがなぜナビを狙ったのかマリスに尋ねたとき、マリスは「あのお方への献上品だから」「あのお方に嫌われたらおしまいだから」みたいなことを言っていた。
そのお方がカーサではないんだとすると、どうやら陰で糸を引いてる人物が別に居るらしい。
てか、カーサはユメクイ騒ぎに託けて世界を廃人まみれにしようとしてるとかではなくホントにただただ正義感でマグナ学を広めているだけで、うちらと同じようにユメクイを憎む立場にあって、もしかしたら最後は和解できるのかも知れないね。
ユメクイの親玉であり真の黒幕はマリスの言う「あのお方」で、恐らくそのお方は「嫌いな奴にユメクイを差し向ける」ことができるし「マリスのことも嫌いになる可能性がある」冷徹卑劣魔王的な人物。さらにカーサに肩入れし始めてる。
姫一行、マグナ学派、マリスとあのお方の3勢力に分かれてたところ、マリスとカーサが手を組むことでマグナ学派がいいように利用されるような状態になりそうだ。
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