第1部6章 湖を囲む森
個人的にすごく好きです6章。
内容としては、前章のラストで現れた黄金色の髪の男がナビをさらって行ってしまうのだけど、実はこの男にもちょっと複雑な背景があり、なんやかんやあって最終仲間になるという物語←
ただ、王子たちそれぞれの個性がすごく出てきて、それぞれに愛着が湧き、読みながら笑っちゃうやり取りとかが増えました。みんなカワイイ。
カイリ
黄金色の髪の男。凄腕の狙撃手で、誘拐や暗殺など危ない仕事にも手を染めている。
今は滅んでしまったカラビナという国の王族の子孫で、血筋としては王子様。
今回はマントの男からの依頼でナビを捕まえてくるように言われ、その依頼の目的も依頼主の素性も知らないままナビを連れ去ってしまう。
姫があまりにも必死にナビを取り返そうと追ってくるので、「ならお前のいちばん大切なものを代わりに差し出せるか」「そのトロイメアの指輪をこちらに投げ渡せ」とカイリ。
迷わず指輪を差し出す姫に心動かされ、ナビも指輪もその場に置いてひとり立ち去ろうとするが、本当は悪い人じゃなさそうなカイリを放っておけない一行に「一緒に行こう」と説得され、しぶしぶ承諾。
素直じゃないけど構ってもらえるとちょっと嬉しそう。ツンデレ。
亡国カラビナ
カイリの出身国。カイリが幼い頃、政権を奪取しようと企てた国王の側近の策謀で、ある武力組織により王家はおう殺、国民も虐殺され、滅国。
命からがらクーデターを逃げ伸びたカイリは大切な妹フィリアを手にかけた仇敵を探すため裏の道を歩む者となるが、ナビは彼の指輪を見てすぐにそれがカラビナに伝わるものだと気付き、「カイリ王子」と呼びかける。
大切な人を奪われた悲しみから過去を忘れ誰とも慣れ合わず独りで生き独りで死にたいと考えているカイリは、これまで悪いことに手を染めてきたこともあり、自分は許されるべきじゃない、笑うべきじゃないと思っているため、「その呼び方はやめろ」「俺は王子じゃない」と言い返します
てか夢世界にもクーデターってあるんだね。ユメクイが現れるまではみんなひたすら夢見るユメコの平和な世界だったのかと思ってた←
CVマモの破壊力
言いそびれてたけどカイリの声帯はマモちゃんです。
「話しかけるな」と冷たく言い放つ声もたまらんし、実は亡くした妹に似ているという姫が悪い輩にいたずらされそうになるのを血相変えて飛んできて助けてくれた後「離れるなよ」って抱きしめてくるその声もやばいんです(個スト参照
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