夢100ゆめくろメインストーリーのネタバレ満載備忘録
夢世界を語る

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第1部8章 セイトス

次に一行が訪れたのはオーロラの国セイトス。
土地が磁気を帯びやすいことから「磁気の国」とも呼ばれる。
国の均衡が崩れることで磁気が狂うと地割れが起きたり地盤が溶けたりするため、守り神であるフクロウが磁気をオーロラに変えて放出することで地形を保っているらしい。

いつもならあるはずのオーロラが出ていない点や、他にも街の人が守り神であるはずのフクロウ「ミネルヴァ」の話をしたがらないこと、王子の指輪の気配がまるでないことや、国中の木が枯れ始めていることなど不穏な様子が見て取れることから、一行は森の奥の神殿に住むという守り神のフクロウ「ミネルヴァ」を訪ねることにする。

綻び始めるマグナ学派

森の奥の神殿に辿り着くとまた出会いましたマグナ学派。神殿を鉄柵で囲いフクロウのミネルヴァを閉じ込めて「これでこの街は安心です」「このフクロウさえ捕えれば希望の象徴であるオーロラは2度と出ません」と満足げなカーサ。

「オーロラが出ないと土地が崩壊してしまう」ことを説明すると、一部の信者が「本当なのか」「確かにうちの庭の花も枯れてきた」とか言ってざわざわし始める。

実際こうしている間にも街では崩壊が進み、地面が陥没したり建物が倒壊したりしてケガ人も出始めているため、一部の信者は本当にカーサの言うことが正しいのか、トロイメアの姫一行が主張するように「希望を捨てずにユメクイに打ち勝つ方法」があるのではないかと考え始める。

しかし「本当に恐ろしいのはユメクイであり、ユメクイを生み出さないためにはたとえ国がひとつ崩壊してもこれは仕方のない犠牲だ」といよいよ暴論に走るカーサ。

分かる分かる。宗教的教義ってどうしても極論になるからこうやっていろんな教派に分かれていくんだよね。がんばってねカーサ。←

ミネルヴァ

セイトスの守り神でありオーロラを生み出す力を持つフクロウ。人間の言葉を話せる。

セイトスは守り神を信じる国民の夢の力が強いためか特にユメクイによる被害が大きかったこともあり、多くの人が狂信的にマグナ学に縋るようになった。
希望の象徴であるミネルヴァは忌み嫌われるようになり、やがて本当に自分の生み出すオーロラのせいで人がユメクイに襲われるようになったのではないかと考えるようになるが、紫雨の説得に胸打たれもう一度人のためにオーロラで国を守っていくことを決意する。

セラス

オーロラの国セイトスの王子。ミネルヴァの親友。
マグナ学派の介入により国民の気持ちがミネルヴァから離れてしまったことを嘆いて「マグナ学とはなんなのか調べたい」と言い国を出てしまったらしい。マグナの本拠地である「デジール」に向かったのではないかと考えられる。

記憶が戻るのが怖い

紅梅国で見た夢を最後にすっかり音沙汰なくなってしまっていたお兄ちゃん。セイトスで過ごす最後の夜、姫は突然お兄ちゃんの名前を思い出す。

慌ててナビに確認すると、記憶が戻ったのかと嬉しそうに聞き返される。

しかしそれ以上思い出すのが怖いと感じて押し黙ってしまう姫。

めっちゃそう言えば初めてカイリに出会った日、「ナビを返す代わりに指輪を差し出せるか」と聞かれて迷わず指輪を渡してしまった姫は初めてナビに本気で怒られてしまうのだけど、その出来事を振り返りながら「小さい頃にも怒られたことはなかったの?」と聞く姫に対して、ナビは「小さい頃は姫を笑わせることばかり考えていましたよ」「どちらがたくさん笑わせられるかよく競い合ったものです」みたいなことを言っていた。

ナビとお兄ちゃんで赤ちゃんだった姫をあやして笑わせてたのかなって思ってたんだけど、その時のナビの言い方も今回の姫の回想も、どうもナビでもお兄ちゃんでもないもうひとり誰かそこに居たような書かれ方なんだよね。
それがマリスの言ってた「あのお方」と同一人物で、真の親玉なのかなぁ。
ラスボスが姫の本当のお父さんトロイメア国王とかだったらどうしよう←