夢100ゆめくろメインストーリーのネタバレ満載備忘録
夢世界を語る

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8周年記念イベント

いやぁ8周年おめでとうございます。
改めて8年って凄いですよねぇ。

ちなみにわたしは5周年の頃に夢100を始めたのでまだ3歳なんですけどね。
メインストは確か第2部の6章とか8章とかの頃だった気がするなぁ。
偉そうにしてる割に超絶新参者w

さて、8周年記念イベは本当に泣きました←
今回ストは前編と後編に分かれているんですが、夢100涙レベルで言うと、前編はナビの月ストと同じくらい、後編はホープの太陽ストと同じくらいです(いや分かりにくいって

An Eternal Dream

前編は突然夢世界中の「時間が止まってしまう」という不思議な現象を姫と王子たちが解明していく物語になっています。

レコルドで開かれた変遷式を無事に終えた姫が、「本当に幸せだね」「こんな時間がこれからもずっと続くといいね」ってナビと話してたら、これを切っ掛けに世界中の人が「笑顔のまま」「幸せそうな様子のまま」動かなくなってしまう。

時の番人たるクロノプラムの時計までその動きを止めてしまっているのだけど、姫やナビを始め「夢の力が強い王族に近い人たちは動くことができる」ということで、恐らく「夢の力」が関わっているのではないかというところから調査がスタート。

調べていくうちに、神の代弁者でもあるアフロスの王子ユーノが「この事態を解く鍵はトロイメアの姫のこれまでにある」という神の言葉を聞いたことや、時が止まる瞬間に世界各地で物凄く強い夢のエネルギーが観測され、それが「光の欠片」になって散らばっているということが分かる。

とりあえず手分けしてその光の欠片を集めようということになるんですが、これが現れた場所はすべて姫がこれまでの旅で「特別想い入れのある場所」になっているんですよね。
集めながらいろんな思い出に浸る姫とナビ。
わたしたちも一緒に姫の旅を振り返ります。

そして、最後のひとつは「アルストリアの街外れの森の中にある」って言うんで、行ってみたらアヴィも一緒に来てくれるって(うれしい

アヴィに案内されて光の欠片がある場所まで辿り着くと、それは姫が異世界からこっちに飛ばされてきて初めてナビと出会ったまさにその場所にあり、耳を澄ませてみると光の中からは幸せそうな笑い声や喋り声が聞こえる。

あれ以来初めてこの場所に戻って来た姫は言葉にならないような想いが胸に込み上げてきて、ナビに「あの日から私は何か変わった?」って尋ねます。
そしたらナビが、「変わったよ」「目まぐるしい速さで成長してしまった」「僕は少し寂しいくらいだ」って。涙

ナビがライトだった頃、最後に見た姫は反乱の最中でも「どうしてこんなに騒がしいの?」「今日はパーティー?」とか言ってるくらい小さい小さい女の子だった。
弟がユメクイを生み出してることを知って意を決して妹をこっちの世界に引き戻したら、「私は姫なんかじゃない」「元の世界に返して欲しい」なんて言われてしまった。
それがあの壮絶な旅を終え、今度はレコルドにルーファスが現れたとき、動揺して動けなかったナビを引っ張って街に出て、率先してみんなを避難誘導してる姫を見て、わたしも「ああ姫はホントに強くてかっこいいトロイメアのお姫様になったんだ」って感じて、嬉しくて胸がいっぱいだったんだけど、ちょっと寂しかった。

でもね、「変わらないこともあるよ」ってナビが。それは自分とホープにとって、「姫がたったひとりのかわいい妹だ」ってこと。

ナビは1部10章の時点で「夢王ライトはあの時死んだ」「自分は姫の執事ナビだ」と言って、周りにもそう接して欲しいと言うし、今日まで完璧に執事である自分を演じてるのだけど、よく考えたらこれってかなり想像を絶すると言うか、ときどきこうやってお兄ちゃんモードになってナビを忘れて姫に言葉を掛ける瞬間があるけど、「ああ自分が生きてたら」とか、そういうやるせなさとか後悔とか、絶対ないわけないし、むしろこうやっていちばん傍に居続けることによって余計にそういう感情って生まれてくると思うのだけど、どうやって表に出さないようにコントロールしてるんだろう。
彼は生まれながらにして夢王で、生まれた瞬間からこの境地に至っている気がする。

ちなみにそのナビの言葉を聞いて姫は「ライトお兄ちゃんとホープお兄ちゃんの姿がナビに重なったように見えた」んだけど、もしかしてストーリーの中で「ライト」ってはっきり名前出すのってこれが初めてだったりする?

わたしタイミング悪く夢桜のナビをいまだにGETできてないんだけど太陽ストは「ライト」って出てくるの?
なんかそれまでは「ライト」ってホープの個ストにしか出て来なくて、「名前を呼んだら消えちゃう」っていう設定を夢100が徹底的に厳守してるのかなって思ってたんだけど、普通に出てくるからびっくりした。
そして泣いた←

そうして光の欠片がすべて集まって物凄い夢の力になったら、辺りが光で包まれてまた時間が動き出しました、ってのが前半パート「An Eternal Dream」です。

Hope is in Me

後編は、実は夢世界中の時間が止まってしまう直前に姫が「2人が心から幸せを感じた瞬間で時が止まってしまいますように」っていうホープの声を聞いていた、というところから物語が始まります。

そして、今度はトロイメア中であの謎の光の欠片のようなものが現れては消えるという不思議な現象が起こり始めたため、姫とナビと王子たちは再び調査へ。

調査を進めていくうちに、光の正体はライトが夢王に即位した直後にコロナの職人に作らせた「偽物の指輪」に込められていたホープの強い念みたいなものだったってことが分かります。

偽物の指輪について、ナビは「自分亡き後ホープが処分した」ものと思い込んでいたらしいけど、実際はあれから毎日ホープはたった1人この城で指輪を握り締めながら、兄と妹の幸せだけを強く強く願い、その強い想いただそれだけで生きていたんですね。
過去の情景の中で青年の姿だったホープが最初に対峙したときのあのダンディな姿になるまでの長い年月、ずっと。

ナビは「偽物でも夢王が本物のトロイメアの指輪のように使ってたものなので何らかの強い夢の力が宿っていたんだろう」って見解だったけど、わたしはそれ以上に「ホープの願い」「ホープの夢の力」が強過ぎたんじゃないかなって思います。
だって彼はもうこの世に居ないのにその願いだけが夢世界に残り続けて実現して本当に時間が止まってしまうなんて相当ですよ。
どんなに願っても何ひとつ叶わなかったホープが「せめてこれだけは」って想い続けた「最後の願い」。

ちなみにコロナの王子カーライルは、過去に自分の国の職人が偽物のトロイメアの指輪を作ったことがあったなんて知らなかったって言ってました。
当時の職人さん、ライトを守るため、本当に墓場まで持って行ってくれてたんですね。

偽物の指輪は生前ライトとホープがよく一緒に過ごしていた「執務室」に残されているということで、これが原因で夢世界の時間が止まってしまうようなことがもう2度と起こらないように、姫はトロイメアの夢王として、「指輪を壊さなきゃいけない」って言います。
なんだけど、姫の本当の心の中にある強い願いが聞こえてしまうシュテルさんが、「本当にそれでいいの?」って尋ねてくる。

そしたら堰を切ったように、「本当は壊したくない」「壊してしまったらホープお兄ちゃんの想いも消えてしまう気がする」って悲痛な胸の内を溢れさせる姫。
指輪を壊すことは夢世界を守ること。夢世界を守ることはまたひとつホープの残り香がこの夢世界から消えてしまうこと。
ああどうしていつも姫はこの2択を迫られることになるの。涙
実はリーヤくんやオズおじが即席メカでその不思議な光の中の様子を撮影して姫に教えてくれるんですけど、ホープが望む幸せな兄妹の姿が悲しいくらい溢れてるんですよね。

だけどその温かい光に触れて、たくさんの王子たちの言葉に導かれ、姫は「指輪を壊したからってお兄ちゃんの想いは消えない」「だってお兄ちゃんの想いはいつだってここにある」ということに気が付きます。

最後はナビと一緒に、役目を終えた指輪とホープにお別れを言って、物語は終幕へ。

なんか、姫とナビはこれで本当にホープの死を「乗り越えた」って感じだよね。
今までは思い出すのも苦しい心の傷みたいなものになってしまってたけど、ようやく優しい穏やかな気持ちで思い出すことができるようになったって言うか。

たぶんここ夢100史上いちばん解釈が分かれるとこだと思うんですけど、1部12章のラスト、本当は「ライトがホープを剣で貫いた」ことで、その傷を致命傷にホープは果て、それにより彼が生み出した「夢世界を飲み込むほどのユメクイ」は跡形もなく消え去った、ってことだったのかも知れません。
ホープの個ストでも「俺は果てたはず」「ライトに刺され」とか言ってた気がするし。
だけど本編ではそんな風にはっきりとは書かれてなくて、ホープは「自分から死を選んだ」「自分からユメクイを消し去り夢世界を守る道を選んだ」と解釈できるような文章になってます。
わたしはどうしてもライトがそれをしたってことにしたくなくて後者で解釈しているんですけど、ライト自身は「自分がホープを手に掛けた」ってどっかで思ってるはずだし、それがいつもどんな時も光だけを見据えて進んでいくことができるライトの唯一「闇」の部分になってたんじゃないかなって思う。
偽物の指輪を壊したことで、ナビの中にある闇が本当に姿を消したのかなって。

そうして夢世界に再び平穏が戻って来たとき、姫とナビはホープの墓石の前で彼の話をするんですけど、いつもホープの話をするときとても苦しそうな顔をしていたナビが、涙が出るくらい「優しい顔をしてる」って気が付く姫。
まるで2人のお兄ちゃんと両手を繋いでいるみたいな、愛おしい気持ちでいっぱいになる。

ホープの太陽ストのラスト、彼が叶えたくて叶えたくて苦しんでもがいて最後まで叶わなかったあの景色が、今姫の心の中に映し出されてるんだね。
何度もスマホ一旦置いて、ティッシュ箱持って来て、涙拭いながら最後まで読みました。涙